栃木の産業 tochigi industry

「とちぎ」の特徴

栃木県は、首都・東京に近接し、宇都宮から東京までは直線で100㎞、新幹線で最速49分、また、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の整備により、首都高速道路を経由せずに、成田空港や東海・関西地方へ直接アクセスが可能となるなど、たいへん交通アクセスに優れた立地環境にあります。
一方で、日光や那須を始め、ラムサール条約に登録された渡良瀬遊水地等の四季折々の美しい自然や豊富な温泉、世界遺産「日光の社寺」に代表される歴史と文化、さらに、とちぎは首都圏の「食のオアシス」と称されるように、「宇都宮餃子」、日本のプレミアムいちご「スカイベリー」、「とちぎ和牛」などの多彩な食にも恵まれ、魅力的な地域資源にあふれています。
また、一人当たりの県民所得や雇用者報酬、1戸当たりの敷地面積などが全国でも上位にあるなど、住む人々が、自然と都市の調和した環境の中で、生活の「豊かさ」や「快適さ」を実感できる県です。

「ものづくり県 とちぎ」の強み!

栃木県は首都圏に位置する地理的優位性、勤勉な県民性といった要素を背景に、農林業や商工業、観光など、多様な産業がバランス良く発展してきました。
特に製造業では、内陸型として国内最大級の規模を誇る宇都宮清原工業団地を始め100か所を超える産業団地を整備し、企業誘致を推進してきたことにより、自動車等の輸送用機械、医薬品、精密機器等の幅広い産業分野で国際的に事業展開する大企業の工場や研究所が立地するとともに、高い技術力を活かして世界有数のシェアを誇る元気な中小企業が集積するなど、全国有数の「ものづくり県」として成長してきました。
これらの強みを活かして、栃木県では、今後、市場拡大が見込まれる航空機・医療機器・次世代自動車などの先端ものづくり産業やヘルスケア関連産業、ロボット関連産業を始め、"フードバレーとちぎ"をキャッチフレーズに、良質で豊かな「水」や「農産物」などを活かした「食」に関連する産業の振興に力を入れています。